FEATURE 06
バーコードで機器を特定し、入力ミスをなくす
手持ちのスマートフォンやタブレットのカメラで、機器のバーコードを読み取って対象を特定します。
更新日
「IP-01」を、1日に何回打ちますか
院内の機器を識別するために、多くの施設が独自の管理IDを使っています。
輸液ポンプ → IP-01, IP-02, IP-03 ...
シリンジポンプ → SP-01, SP-02, SP-03 ...
点検のたびに、このIDを入力します。1台なら数秒です。しかし点検対象が20台、50台と増えれば、それだけ入力の回数も増えます。
そして、桁数の多いIDを繰り返し打っていると、必ず起きることがあります。
打ち間違いは、点検記録そのものを壊す
「IP-01」と入力すべきところを「IP-11」と打ってしまう。
このミスが厄介なのは、入力した時点では誰も気づかないことです。IP-11も実在する機器なら、システム上はエラーになりません。点検は正常に登録されます。
結果として、こうなります。
- 実際に点検した IP-01 には、記録が残らない
- 点検していない IP-11 に、点検済みの記録が付く
点検記録が、実態と食い違った状態で確定します。
後から気づくのは、監査の場面や、機器にトラブルが起きて履歴を遡ったときです。そのときにはもう、どちらが正しいか判断できません。
人がやる限り、ミスはゼロにならない
注意深く確認すれば防げる、という話ではありません。1日に何十回と繰り返す単純作業では、どれだけ慎重な人でも一定の確率でミスが起きます。
減らすべきなのは注意力の消費ではなく、手入力そのものです。
読み取れば、台帳から自動で入る
M.E.I.S では、機器に貼付したバーコードを読み取って対象を特定できます。
スマートフォンやタブレットのカメラでバーコードをスキャンすると、医療機器台帳に登録されている情報が呼び出され、点検画面に自動で入力されます。
読み取った値がそのまま使われるため、打ち間違いは原理的に起きません。
専用機器は不要
バーコードリーダーを別途購入する必要はありません。手持ちのスマートフォンやタブレットのカメラを使います。
端末を追加で用意しなくてよいため、導入時のコストがかかりません。
準備すること
利用にあたっては、事前に2つの準備が必要です。
- 台帳への機器登録:院内管理IDを含む機器情報を登録しておく
- バーコードラベルの貼付:院内管理IDに対応したバーコードを機器に貼る
すでに資産管理用のバーコードが貼付されている場合、その値を院内管理IDとして台帳に登録すれば、既存のラベルをそのまま使える場合があります。
効いてくるのは、点検だけではない
バーコード読み取りは、機器を特定するすべての場面で使えます。
いずれも院内管理IDの入力が必要な操作です。読み取りで済ませられれば、その分だけ手入力の機会が減ります。
記録の正確さは、後から効く
点検記録は、書いた時点では価値が分かりません。数か月後、その機器にトラブルが起きて履歴を遡ったときに、初めて意味を持ちます。
そのとき記録が機器と正しく結びついていなければ、履歴は使えません。入力ミスを減らすことは、将来の自分が記録を信頼できるようにしておくことです。
バーコード読み取りは2週間の無料トライアルでお試しいただけます。まずは数台にラベルを貼って、読み取りの速さを試してみてください。
06 よくある質問
Q01専用の読み取り機器は必要ですか?
不要です。スマートフォンやタブレットのカメラで読み取れます。
Q02バーコードラベルは自分で用意する必要がありますか?
はい。院内管理IDに対応したバーコードラベルを、あらかじめ機器に貼付していただく必要があります。
Q03すでに別のバーコードが貼ってある機器でも使えますか?
台帳の院内管理IDと読み取る値が一致していれば利用できます。既存の資産管理ラベルを流用できる場合があります。
